キスよりすごい建国神話がここにあった。劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVEキングダム感想(ネタバレあり)


「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVEキングダム」スペシャルライブPV 第2弾

 

 豊洲ユナイテッドシネマでうたプリ劇場版を見て入国してきた。というか豊洲エリア、土地の使い方ほんと贅沢だよな……建物広すぎて最初映画館がどこかわからんかったわ。ただスクリーンデカかったのはよかった。

 

 作品としてはライブ形式の映像で、基本的に①ナンバーが入って②その後出演者によるMC(ふりかえり・まとめトーク)という構造になっていて、①~②が繰り返されることによって進んでいくスタイル。そういう意味では今までみた映画とはまるで趣向が違った。何気に人生初ライブだったので色々と新鮮で面白かったのだが、特に②のMCパートは存在を想定していなかったので(普通にナンバーが流されまくる作品だと思ってたので)興味深い発見だった。最初にMCが入ったときは「いや、話もいいがどんどんナンバー流して……」とか思ってしまったが、ライブが進むにつれ、MCで休憩入れないとこっち側のボルテージが上がりすぎて心臓破裂しますねこれは…… となった。まああと振り返ってみると、キャラ萌え的にもMCは必須だったかな。

 

 作品を通しての一番大きな感想は、この映画(というかライブ)はなによりも三年間待ち続けたファンに向けられたものなんだな、というところ。私は4期まで見終わった次の日に入国したため、どこかアニメの延長という位置づけで「1期のライブみたいなのを大画面で見れたら派手だろうなー」くらいの、言ってしまえば軽い気持ちで見に行ったわけですが……そういのじゃないですねこれは! これは「ずっと会いたかった……!(そして会えた!)」的な感覚で見るべき作品なんだろうなーと思った。ナンバーが全部(多分)新曲なところとか、アイドルたちが常に「みんなのおかげでやってこれた」を強調してるところとか、最高の再会を提供してやるぜ……という制作陣の覚悟というか責任感の強さを感じた。少なくとも1期EDの「マジラブ1000%」くらいは流れるものだと思って行ったのだが、アニメ版の曲とか歌ってる場合じゃないのです!って感じでしたね。まあ、じゃあお前楽しめなかったかよというと……もちろんそういわけではない。めちゃくちゃ楽しめたのだが、しかし、3年間「溜めて」いたら王国での再開にまた別種の感動があったんだろうなーーーとどうしても思ってしまった。年季が足りない!!!

 

 というわけでセトリにそって感想をば……ほんとはキャラごとの横串でやりたいがそれはまたの機会ということで。なお好みの濃淡が感想の分量に現れてしまっているが、一旦目をつぶることにする。

 

・嶺二先輩からの諸注意

 こういうのさあ……オタク的に嬉しいよなほんと。嶺二先輩はゴリゴリのリーダーシップを発揮するようなひとじゃないけど、3グループの代表張れるのは彼くらいだよなあと思った。後は嶺二先輩だとあんま説教臭くならないのがいいすね。

・オープニング

 まず、背景がロンドンなのであった。これはおそらくキングダム=イギリスという割と安直な連想なのだとは思うんだが*1、霧の街ロンドンというロケーションは演出的には結構よかったんではないかと思う。というのも、テーマは「再会」なので、真打ちをちゃんと画面に映すまで観客を思いっきり焦らす必要があると思うのですね。だとすると、「霧のかかるロンドン市内」×「足元だけ映す」という仕組みでキャラを直接映さず、我々がふわっと持っているイメージとしての霧と演出上の霧の掛け算でキャストの顔を隠すというのはかなり上手いと思った。

 そんな感じで、もう散々待ったんだから焦らさないでくれ……! 足元を映すだけでキャラ性分かるとかそういうのいいから……早く顔見せて! となったところでキャラ紹介に入るのだが……はい。劇場版の常として、正面顔を見せられるとあれ、こいつこんなにかっこよかったっけ?となってしまうアレな。みんな輝いてましたね。

・ファンタジック☆プレリュード(ST☆RISH

 オープニングナンバーを飾る曲。オープニングナンバーは作品を象徴するので、どういう曲を持ってくるか結構難しいと思うのだが、個人的にこの曲で「あーー三年前の俺ーーうたプリ見とけ!!!!」となった。これ三年越しで聞けたら泣けるだろうなあ……王国にようこそっていうか、王国におかえりという、そういう感じだった。

・THE WORLD IS MINE(QUARTET NIGHT

 僕はスターリッシュに対する贔屓目を抜きにすると、グループとしてはカルナイが一番好きです(全ギレ)。 この4人は喧嘩→和解という手続きを他グループに比べると結構真面目に踏んでいるのと、人数が少ないのもあって、グループとしてすごいまとまっていて好きだ。あとやはりST☆RISHという存在に対してどうしても2番手的になってしまうところがあると思うのだが、そこに甘んじない強さというか存在感というか、一周回った雑草魂みたいなものにすごく惚れてしまう。私がアニメ版でめちゃくちゃ好きなシーンの一つは、いつもST☆RISHがやってたエンディングのライブパートをカルナイが奪ったやつなのですよ(確か3期のヤツ)。あれはしびれたな……。今回も歌うの2番目だったけど存在感抜群だった。最初アカペラの合唱から入ったので「うおおお! お前らの絆感じるぜえ!」となった(錯乱)。あと黒崎さんが「ナンバーワンもオンリーワンも俺たちだ」って言っててほっこりした(*^^*)。

 あとですね、まず黒を基調としたコスプレがかっこいい。襟強調してるのほんまおしゃれ上級者や。しかも帯剣してるし、しまいには抜刀するし! いやですね、男性同士が抜刀してビシバシやるのは結構「ヤバイ」比喩表現だと思うんですが、でもああいうのってST☆RISHとかHE★VENSみたいな身内バトル少なめの人たちだとちょっと刺激が強すぎてやれないと思うのですよね。比較的大人系で、かついつもじゃれ合ってるカルナイだからこそOKなラインに乗るというかそんな感じがした。雷も落ちて派手やった……。あとこう、妄想かもしれないがオープニングナンバーに比べてカメラまわしが比較的アクロバティックな気がしており、躍動感がすごくて引き込まれてしまった。

・GIRA×2★SEVEN(HE★VENS

 僕はスターリッシュに対する贔屓目を抜きにすると、ライブパフォーマンスとしてはHE★VENSが一番好きです(全ギレ二回目)。なんだろう。まずコスプレの統一感がかっこえかった……原則として、この作品におけるコスプレは雰囲気似てるけど一人ひとり微妙に違っていておしゃれな感じだと思うのだが、HE★VENSの最初の青コスプレはかなり統一感があったと記憶しており、好き。やっぱHE★VENSの特徴は他グループに比べて明確にリーダー枠がいることだと思うのだよな。リーダーシップのもとに統率されてる感が好きなのですよ私は。瑛一くんの指パチンですべてが始まる感は、やっぱり他にない心地よさがある。

 もうちょいコスプレの話をすると、HE★VENSはブーツとか革靴じゃなくてシューズなのもずるい。確かにHE★VENSは他のグループに比べるとカジュアルっぽい格好でステージに出たりするのよな……私は正装の方が好きな人ではあるが、HEAVENSのカジュアルっぽさというか、若干崩してくるところはカッコいいなーと許せてしまう。そういうふうにちょっと崩しておいてダンスとか歌がキレキレだから、そのギャップがいいのかもしれないすね。HE★VENSなんかに負けないんだからね!→カッコいい……となってしまうので毎回悔しい(敗北)。人生は一度さ、冒険しないかー♪がまだ脳内でリフレインしている……

 ちなみに歌詞で「恋よりもすごい歌」というフレーズがあるのだが、これはうたプリ原作のキスよりすごい音楽って本当にあるんだよADVというフレーズを意識したものであると思われ、本来ST☆RISH側が使うべきフレーズだと思うのだが、そこを颯爽と奪っていくのがかっこよかった(敗北済み)

 

↓ここから劇場版用のクロスユニット(正確な言葉遣いかわからんけど許せ)のナンバー。

・Up?Down?Up!(音也・藍・ヴァン)

 第一印象。HE★VENSから来たのが桐生院さんで良かった!!! って感じですね……。4期見終わった直後なので、音也くんのメンタル絶対保護するマン!と化していて、どうしてもそういう視点で音也くんを見てしまう側面が強い。やはり音也くん×HE★VENSというと、4期のアレがトラウマとして蘇ってくるが、曲者が多いHE★VENSの中で桐生院さんはフランクな人間なので音也くんも落ち着いてやれるな、と安心できた。あと何気に、はるかさんにすぐ「好きだ」とか言っちゃうキャラ性として2人は共通点がある気もする。そういう意味で平和そうでよかった……本当に……音也くん平和に暮らせ。そして明らかに自己管理ガバガバそうな二人組に美風先輩という立て付け、いいですね。安定ですわ。お姫様だっこを提案したのはあんたかい……となったが。ただコスプレはちょっとDQN風味だったのでもっとちゃんとした服を着てほしかった(そこか!?)特に美風先輩には常に正装でいてほしいですよ!!

・エゴイスティック(那月・蘭丸・瑛一)

 僕、那月くんの良さがわかった!(にわか)となったナンバー。私はST☆RISHの中だと那月さんだけはどうしても興味が持てなかったのだが、やっと興味が持てた。まず、直前の音也たちのコスプレがダボダボ系だったのに対してピチピチの服だったので、かなり「身体性」が強調されていたと思う。結果、那月くんじつはめっちゃガタイええじゃないか~~!!!!という事に気がつかされてしまった。あの長身から繰り出されるダンス、すごい迫力あった。周りの二人が唯我独尊の大物キャラだけど、その二人に負けない存在感を放っており、うーん、正直見直しましたね! 実際、黒崎さん・瑛一くんと並べられたら那月くんに勝ち目は無いと思っていたのだが……那月くんも男ということですねえ(?)。

 あと、鳥かごを破壊するという演出はたしかにメッセージ性があってよかったですね。黒崎さんが自分重ねてるっぽい感じがエモかった……黒崎さん一番好きだ。。。

・Feather in the hand(真斗・カミュ・瑛二)

 エゴイスティックに比べて「身体性」の強調がほぼ皆無のナンバー、と思った。そういう意味では対比が効いている。コスプレも重層的だし(厚着だと体型わからんよね)、せまい塔の上に突っ立ってるから動きも少ない。が、多分それが正解なんだろうなと思った。基本的に「身体」と「概念」は対立構造になってしまうので、身体性を極力排除することによって、彼らはアイドルとしてより純粋な、真に抽象的な神聖概念となった……って感じのナンバーだと理解した。このナンバーだけ神聖力が高すぎる……まあこのメンツならこういう感じにまとめるのはいいアイディアですわな。ただ、せっかくのライブなので、もっと体使ってほしかったというのが正直なところではある。カミュが猫かぶって喋ってるのには笑ってしまったw 

・相愛トロイメライ(レン・嶺二・綺羅)

 レンさん推しです(全ギレ三回目)。しかも嶺二先輩と同じグループとかやばいすね。ちなみに、私の中でレンさんと嶺二先輩は隣に並べたいキャラクターナンバーワンである。長くなるけど理由を書く。まず、レンさんは余裕かましてるように見えつつ、なんだかんだ言って結構人と張り合ってしまうキャラだと思っている(例えば、スマホCMのときは翔・セシルとガチでバトってしまうし(これはほんと意外だった!)、4期で桐生院さんに負けそうになってムキになったりとかしてた)。そういう意味で、キャパがそんなに多くないというか、実はいっぱいいっぱいなところがあるというか。1期での荒れっぷりも一番やばかったし、実はクッソ繊細なところもある。対して、嶺二先輩は底なし系のキャラでガチで常に余裕を持っているように感じる。カミュとはまた違った水準で「先輩の本気ってどんなもんなの?」と常に思わせられてしまい、キャパの全容が全然把握できない。そういう意味で嶺二先輩は底なし沼みたいな人でもある

 そういう二人だと思っているので、言葉遣いは悪いが、レンさんが嶺二先輩と張り合ったらほんっっとメンタル的にキツイやろなと思うのですよ。レンさんからすれば全力を出しているのに、嶺二先輩はのらりくらりとしながら高い実力を発揮していて、努力しても努力しても嶺二先輩に追いつけるかこれよくわかんねえな……、みたいな、嶺二先輩の沼にハマっちゃいそうな感じがあり。

 私はこういう関係性が好きなので、レンさんの隣に嶺二先輩いてよかった~~~~~~!!(邪悪な感情)となってしまった。レンさんには悪いが……すまん、本当に良かったですよ! レンさんのムッとするところとか!

 ナンバーの話を少しすると、私はこういうストーリー性がありかつ不穏な感じのステージパフォーマンスは好きなのであった。MCでの劇っぽい語りとかも含めて、若干Sound Horizonがやってるようなパフォーマンスで得られるようなよさみがあったですね。ただ、最後マントというかコートをキャストオフする演出があっても良かったかなと思った。というのも、あの衣装はカッコいいけど、ダンスの動きをちょいわかりにくくしていると感じた……。

※なお、私は無口キャラはよくわからないので……綺羅くんすまん。

・Colorfully☆Spark(翔・ナギ・シオン)

 このナンバーはあまり理解できなかった……。私は所詮男性なのでこういう水準でかわいいという評価にはなりにくい……はずだが……なんだ、この心の奥底がむず痒くなる感じは……

 もし何か言うとすれば、翔くんをカワイイ枠で使うのはどうなんだろうか、ってところだろうか。私としては彼にスケボー乗ってほしかったのだが!!!!!!!?(全ギレ四回目) 翔くんの代わりにセシルを配置しておけばよかったのではないですか!?(カタコト) といいつつ、セシルはシオンくんとはアニメ版で組んでるからなあ……難しい。

カレイドスコープ (トキヤ・セシル・大和)

 ライブで一番盛り上がるナンバーの一つではないでしょうか。 謎動力のスケボー……これ、3つしか作れなかったんですかねえ???? あまりにもかっこよかったんで、スケボー量産して全員でスケボー乗ればいいじゃん!!??? という感想しか出てこない……。

 なお、直前で「翔くんがよかった」とか書いたが、トキヤくんとセシルがスケボー枠で良かったとも思っている(どっちだ)。というのも、翔くんとか大和くんは運動神経抜群系で推しているキャラクターなので、そういうキャラクターをスケボー載せても、まあ退屈と言えば退屈なのですよ。そりゃそうだね×10、となってしまうので。対して、トキヤ、セシルが持っている良さというのは、身体性というよりもむしろキャラとしての誠実さだと思っており、誠実なのに体も動かせるとか相反するよさみがアウフヘーベン(?)しててヤバくなっていた。たしかにMCの内容も「練習頑張った」みたいなテーマ性になっており、トキヤくんセシルくんのよさみが、誠実さという人間性の部分をベースとして、身体性という方向性に引き出されており、大変おいしかったと思う(EDで練習シーン映ってたしね)。でも本当はスケボー18個量産するべきだったと思う。ほんとに。

 コスプレの話をすると……一番好きかもしれん。サッシュ(肩にかけてるリボン)がめっっちゃ好きな人なので、襟付き服ボーナス×サッシュでコスプレ点がめっちゃ高かった。シャツが複数色スプライトでかつ縦縞のサッシュとかオシャレ神かよ……普通そんなん破綻するだろう……あとさ、サッシュの色合いがフランス国旗色なのもよかったですよ。サッシュは好きであるものの、とはいえ彼ら3人にはちょっと権威主義的過ぎるアイテムのような気もしたのだが、自由・博愛・平等の色を使ったサッシュだからさわやかで、バランスが取れており最高やった(感涙)。

 

↓ここから各グループごとのナンバー。

 

・愛を捧げよ 〜the secret Shangri-la〜(HE★VENS

 曲はHE★VENSのが一番好きかもしれない。派手さと落ち着きがいい感じでアウフヘーベンしててヤバイ(2回目)。3人ユニットの後の7人グループパフォーマンスだったので、迫力がやばかった……上の方でも書いたHE★VENSのいいところが全部出ていた。こういうシックなのやらせたらHE★VENS一番いいすね。

 まずコスプレが良い。騎兵服! 騎兵服キライなヤツとかおらん。騎兵服は肋骨型の刺繍がボタンホール周りに入るため、装飾的な刺繍は胸の上の方に来てた。他のグループは縦の刺繍だけなので、唯一のダブル刺繍だからHE★VENS優遇だな!!(謎理論) あと騎兵服はマントがカッコいいのだが、シオンくん風のマントが一番好きだった。

 ナンバーの演出としては、なんか途中でステージがクレーン(なのかわからんけど)的なもので吊るされて空中輸送されるところがあり、そこだけカメラが真下から見上げるような入り方になっていて謎だった。アレにはどんな意味があるのか識者に聞きたい……なんらかの性癖に関係しているのだろうか……

・FLY TO THE FUTURE(QUARTET NIGHT

 ライブで一番スキなナンバーだったかもしれない。ステージの作り込みというか演出がなんか限界突破しているような気がする……。なんですかあの時空系召喚技は。。。時空系は最強論議においていつも最強判定されるからな……やはりカルナイ最強か(どうでもいい)まあ、カルナイは4人なので、どうしても7人ダンスと迫力バトルをすると一歩譲ってしまう側面があるような気もするが、全然負けてないですね!! 

 このナンバーはなんか「Fry to the future」部分がコールというか合唱レベルでみんな声出してたのですごくエモかったです……(私も暗記していれば……悔)。3年ぶりということを考えると、この歌詞って正直ST☆RISHあたりに歌わせた方がいいんじゃなかろうかまで思ったが、そこを自分で歌っていくのがカルナイですよ! カルナイ好き。

 MCのとこでカミュが本性出したときはめっちゃ盛り上がってしまった。カミュがおいしすぎる。

・ウルトラブラスト(ST☆RISH

 燃えすぎてヤバイ!!いろんな意味で! まああれか、あの会場には水出る機構もついてたからいざというときは消火もできるのか……(そういう話ではない)正直、すでにHE★VENSとカルナイで盛り上がり切っているところにこれなので、ドキドキがヤバかった。自分の心臓の音を聞くのはいつぶりだろうか……というくらいの盛り上がりだった。

 このナンバーはST☆RISHメンバーの覚悟というか責任感みたいなのが伝わってきて、そこがすごい好きだった。

・胸に灯せ 消えない夢を

星の名の名乗るなら、煌めき歌え!

 ↑みたいな、こういう責任感あふれる歌詞がすきなのですよ。そして応援してくれたファンに対する感謝が溢れており、一緒にやってきたな……という感慨に浸れそうだなと思った。3年間溜めて見てたら泣けただろう(お前ST☆RISHの感想そればっかかよ(本当にそう思うからしょうがないのだ……!))。

・マジLOVEキングダム(全員)

 1000パーから今日まで、のところめっちゃ感動した。。。。。。これが歴史の力である。でも3年間ためてから聞いてたらもっと感動だったろうな(しつこい)。ちなみにここは各グループが別グループのサイン(手の動き的なやつ)をやっており、なんか、お前ら本当に和解できたんやな……(感涙)という気分になった。

 あとこのナンバーで語るべきは、途中から汽車が登場するところだろうか。あの牽引車両が登場した瞬間「え!!!君たち帰っちゃうの!!!??」的な寂しさが押し寄せてきて辛かった……。一応映像的なお作法としては、汽車が走り出して始まった作品なので、汽車に乗って退場するのはすごくキレイだとは思うのだが、でもまだ帰らないでくれよ、という感情が爆発してしまった……。でも最後全員集合で決めてたのは最高だったよたしかに……。18人もいたら迫力あるよほんと……映画館で見れてよかった。

 

・Welcome to UTA☆PRI KINGDOM!!(全員)

 というか開始週はこのアンコールなかったってマジですか? アンコールなかったら寂しすぎて死んでしまうのでは……正直情報量多すぎるのと、ええ終わっちゃうのか辛いよ感でちゃんと細かく見れてないが*2、アンコールなかったら寂しすぎて鬱になってましたねこれは。(いずれにせよ鬱になるけど……)

 

 というあたりがセトリベースの感想。

 

 個人的に、初めて声だしOK上演に行って、詳しい方から「無法地帯」という話も聞いていたので緊張していたが、見る人のマナー普通によくて楽しかった。活気もあったし。しかもなにげに私もちょっと声は出したのですよ。最初のきんぐだーむ!! ってやるやつと、嶺二先輩に「まいぼーい」ってやってもらうところと、あと声出しではないが最後の拍手。みんな最後拍手してて、劇場の雰囲気はとても良かった。視聴環境はみんなで作るものだと思うのだが、そういう意味で責任感というか、自分たちの活動で作品をもり立てていこうという意識のあるファンが多いコンテンツなんだなと思いましたね。

 あとは今後、どういう風に作品が展開されていくのかというところはみんな気になっているんだろうなと思った。確かに永遠に続くモノは無く、これはコンテンツだけではなく人間関係とかも含めてそうだとは思うが、だけど人間の心の中には情熱の炎がある。これを燃やし続ける執念があれば永遠は作れる。今回キングダムで見せてもらった素晴らしいパフォーマンスは、つまりはそういった炎を燃やし続けたファンたちの情熱を映している鏡でもあるんだろうなと思った。

 うたプリの歴史と、それを支えたファンの皆様に敬意と感謝を捧げたい、そう強く思わせてくれる作品だった。

*1:何か私が知らない設定あるのかもしれんけど

*2:ここは何回も見るか推しだけ見てないと何も把握できないと思う……