みた映画とか

 

フリーダ [DVD]

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 メキシコ人画家の映画

 フリーダ・カーロという史実の画家。前情報がなかったので、最初はスペインあたりが舞台なんだろうと思っていた(顔とか音楽とか雰囲気的に)。なのでイケメンが「ヨーロッパ行くは」などと言い出したシーンで「ああ、スペインなどという糞田舎に住んでる人もヨーロッパコンプレックスあるんだ~~親近感~~」とか思ってしまった(アホ)。

 メキシコ人=国境線を越える人々。移民労働者。掃除夫。という印象しかないので、画家などというカルチュラルな人種がいたことに驚いた。1935年だから第二次大戦前夜だし、その頃はアメリカ人以外はひでー暮らしをしてた印象なのだが、必ずしもそうでもないかったらしいね。

 正妻バトルが面白かった。結婚式でぶちきれる前妻ホントかわいい。結婚したい。あの疲れきったおばさんキャラの魅力にとりつかれまくってる。どうでもいいが最近大学の演劇を見た時にも、ああいう感じの疲れきったおばさんが出てきたのだが、あれはすごくよかった。

 一番おもしろかったシーンは、娼婦フリーダがトロツキーとセックスするシーンですよね。トロツキーとかモテそうだな~~ってのをめちゃ感じた。まず革命家ってのはリア充だからな。トロツキーは獄中結婚してる時点でギルティだが、亡命先で画家の女とセックスしたらもう極刑確定やろ。それに比べてスターリンは家族問題について完全に失敗してるからほんと好きだ。

 最後(と最初)、ベッドごと自分の個展に突撃するシーンはすごくよかった。